28坪は狭い、を覆す。開放感と収納力を両立した奈良の注文住宅
「28坪では狭いのでは」と不安を感じていた奥様が、住んでみて納得した開放感のある住まい。駅近の便利な立地を選びながら、広いリビング、豊富な収納、家事のしやすさ、趣味の空間まで叶えた工夫をご紹介します。
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目次
28坪でも広く感じる家づくりの考え方
外観と玄関の工夫
開放感のあるLDK
収納計画と家事動線
水回りと暮らしやすさの工夫
二階と小屋裏の活用
28坪でも広く感じる家づくりの考え方
今回の住まいは、奈良の住宅街という限られた条件の中で計画された注文住宅です。ご主人は駅近で利便性の高い土地を重視し、奥様は広くて開放感のある家を求めていました。
しかし提示されたのは28坪というコンパクトな面積。奥様は当初、「狭いのでは」という不安を感じていたそうです。
そこで設計で重視されたのが「面積ではなく体感の広さ」です。視線の抜け、上下の広がり、外とのつながりを徹底的に設計することで、実際以上に広く感じる住まいが実現されています。

外観と玄関の工夫
外観はシンプルなフォルムをベースにしながら、あえて凹凸をつくることで奥行きと立体感を演出しています。これにより、実際の坪数以上のボリューム感を感じられるデザインになっています。
外壁には塗り壁と木質素材を組み合わせ、シンプルさの中に温かみをプラスしています。
玄関は正面から見えない配置にすることで、プライバシーと生活感のコントロールを両立しています。傘や荷物、宅配物も視線を気にせず置けるのが大きなメリットです。

開放感のあるLDK
玄関から室内に入ると、まず感じるのが視線の抜けです。ガラス扉や開口部によって、複数方向に視線が広がり、入った瞬間から開放感を演出しています。
LDKは吹き抜けと大きな窓を組み合わせることで、縦方向と横方向の広がりを同時に確保しています。
リビングの窓の先にはウッドデッキがあり、床の高さや素材の方向をそろえることで、室内と外が一体化して見える設計です。これにより、体感的な広さがさらに引き上げられています。
キッチンはフルフラットタイプを採用し、空間の一体感を強化しています。視線を遮る要素を減らすことで、LDK全体がより広く感じられます。



収納計画と家事動線
この住まいの大きな特徴は、「広さ」と「収納」を両立している点です。
玄関にはシューズクロークを設け、ご主人の趣味である釣り道具も収納できるよう設計されています。見せる収納と隠す収納を使い分けることで、使いやすさと見た目の美しさを両立しています。
キッチンまわりには前面収納、背面収納、パントリーを配置。さらに冷蔵庫を隠すことで、生活感を徹底的にコントロールしています。
収納をしっかり確保することで、物が表に出ず、結果として空間が広く見えるという好循環が生まれています。

水回りと暮らしやすさの工夫
キッチンのすぐ横に水回りを集約することで、家事動線を短縮しています。料理をしながら洗濯や子どもの世話ができる、効率の良い配置です。
洗面と脱衣は完全に分けず、必要に応じて仕切れる設計にすることで、スペース効率と使いやすさを両立しています。
また、大きなランドリールームを設けるのではなく、必要最小限の室内干しスペースで対応しています。その分リビングの広さを確保している点も、この家の考え方を象徴しています。


二階と小屋裏の活用
階段途中にはスキップフロアのスタディスペースが設けられています。リビングとつながりながらも、視線が直接届かない位置にあるため、生活感を抑えられるのが特徴です。
子ども部屋はコンパクトながらも十分な広さを確保。スタディスペースが別にあることで、部屋をシンプルに保てます。
主寝室は最小限にし、その分ウォークインクローゼットを充実させています。さらにドレッサースペースも組み込まれ、限られた面積を有効活用しています。
小屋裏にはご主人の趣味部屋を設置。面積に含まれにくい空間を活用することで、暮らしの楽しみもプラスされています。



まとめ
奥様は当初、28坪に強い不安を感じていました。しかし実際に住んでみると、「広い」「明るい」「暖かい」と感じる快適な住まいになったと話されています。
友人が訪れた際も、坪数を伝えると驚かれることが多く、「広く見える家」であることが実感として伝わっているそうです。
また、基礎の段階では狭く感じたものの、完成後は印象が大きく変わったという点も、多くの方にとって参考になるポイントです。
この住まいは、限られた面積の中で最大限の開放感と暮らしやすさを実現した好例です。
吹き抜けや窓、ウッドデッキ、収納計画などを組み合わせることで、「狭い」という印象を完全に覆しています。
夫婦それぞれの希望を設計でバランスよくまとめた、非常に完成度の高い住まいといえるでしょう。
