34坪の家はどのくらいの広さ?何畳かの感覚と間取り実例

「間取りの資料に34坪と書いてあるけれど、正直どのくらいの広さなのかピンとこない」——家づくりを始めたばかりの方から、いちばんよくいただく声のひとつです。
今お住まいの賃貸アパートは「2LDK・55㎡」のように平米で書かれていることが多く、坪という単位はふだんの暮らしで使いません。だから「34坪は広いのか、狭いのか」「子ども2人でも足りるのか」が判断できず、間取りの打ち合わせでも「なんとなく」でうなずいてしまいがちです。
この記事では、34坪という広さを畳数と部屋割りに置きかえてイメージできるように整理しました。あわせて、楓工務店が奈良で実際に建てた延床34坪前後のお家の間取り実例を3つご紹介します。同じ34坪でも、廊下の考え方ひとつで「28帖のLDK」が生まれることも、「1階だけで平屋のように暮らせる家」になることもあります。数字の大小ではなく、34坪をどう使うかを知っていただくのが、この記事のねらいです。
まず結論:34坪は「4人家族がゆとりを持って暮らせる」広さ
結論から書きます。延床面積34坪は、ご夫婦+子ども2人の4人家族が、収納にもゆとりを持って暮らせる広さです。楓工務店でも、子育て世代のお家として実際に多く建てている面積帯です。
ポイントを3つに整理します。
- 34坪 ≒ 約112㎡ ≒ 約68畳: 今の賃貸が55〜60㎡くらいなら、床面積はおよそ2倍になります。
- 「広さが足りない」の原因は坪数ではなく使い方: 同じ34坪でも、廊下やホールに何坪使うかでLDKの体感はまるで変わります。
- 34坪は「2階建てで4LDK+大容量収納」が現実的に組める面積: 実例では、24〜28帖のLDKと3〜4.5帖のファミリークローゼットを同時に実現しています。
34坪は何畳・何平米?広さの感覚をつかむ
坪・平米・畳の換算
まずは単位を合わせます。1坪は約3.3㎡、そして1坪=2畳が基本の目安です。
- 1坪: 約3.3㎡ = 畳2枚分(大人が2人、少し余裕を持って寝られる広さ)
- 34坪: 約112㎡ = 畳約68枚分
- 34坪を2階建てにすると: 1階17坪・2階17坪(各34畳ずつ)が単純な半分の配分
※畳のサイズは地域や商品によって差があります(京間・中京間・江戸間など)。ここでは1坪=2畳としてお読みください。
今の住まいと比べてみる
賃貸の2LDKが55〜60㎡前後、3LDKのマンションで70㎡前後というケースが多いです。34坪=約112㎡は、そこから40〜55㎡ほど広くなるイメージです。
「今の家が狭い」を理由に家づくりを始める方は、楓工務店にお越しになるお客様のなかでも3番目に多い動機です(出典: 楓工務店 お客様アンケート n=211)。34坪は、その悩みに対してかなり明確に答えが出る広さだと言えます。
34坪でよくある部屋割りの型
34坪・2階建て・4LDKの、いちばん想像しやすい配分例です。
- 1階(17〜21坪): LDK 18〜24帖/洗面・脱衣/浴室/トイレ/玄関・シューズスペース
- 2階(13〜17坪): 主寝室 6〜8帖/子ども部屋 4.5〜5帖×2/ウォークインクローゼット/トイレ
この「1階を広くとって、2階は寝室と収納にしぼる」考え方が、34坪をいちばん気持ちよく使える型です。理由は、次の実例を見ていただくと分かります。
実例①:廊下をなくして「28帖のLDK」を実現した家(34坪)
延床34坪・敷地50坪、ご家族と大型犬が一緒に暮らすお家です。
- 1階: 実質28帖のLDK大空間(キッチン・ダイニング・リビングで22帖+畳スペース・小上がり・ドマリビングを合わせて28帖)/幅1.2mの造作洗面/2.5帖の脱衣スペース/トイレ/浴室
- 2階: 大容量ウォークインクローゼット/子ども部屋4.5帖×2/主寝室/書斎スペース/トイレ
なぜ34坪で28帖のLDKが成立するのか
答えは「廊下の断捨離」です。1階の廊下とホールをなくし、その面積をすべてLDKに還元しています。通路にしかならない場所を1〜2坪削るだけで、LDKは2〜4帖広くなります。
さらにこのお家では、面積を二重に使う工夫が重なっています。
- ストリップ階段: 段板だけの階段にして視線を抜き、階段下も部屋の広がりとして取り込む
- 小上がりが階段を兼ねる: 畳コーナーの段差が、階段の1〜2段目のステップとベンチを兼用
- ドマリビング: 一段下げた土間でお庭と床の高さを近づけ、外まで部屋の続きに感じさせる
暮らし方
愛犬は土間で走り、お散歩帰りは外の散水栓で足を洗ってそのまま室内へ。土間の奥にはペット用品専用の収納があります。来客時は小上がりに10人ほどが腰かけて団らんされているそうです。2階の物干しスペースからウォークインクローゼットまでが最短距離なので、洗濯もスムーズです。
実例②:家事の時間が半分になった、性能もこだわった家(34.3坪)
延床34.3坪・敷地45.5坪。ご夫婦と子ども1人の3人暮らしで、将来5人家族になることを見すえて設計されたお家です。
- 1階: LDK/自動手洗い付きトイレ/ただいま手洗い洗面/洗面脱衣室(室内物干し・洗濯機・幅1.7mの大型造作洗面台)/ファミリークローゼット/浴室/スタディカウンター
- 2階: 子ども部屋×2/主寝室/書斎/共有ウォークインクローゼット/トイレ
「洗う→干す→しまう」が一直線
洗濯機のある脱衣室のすぐ横に大容量のファミリークローゼットが隣接する、一直線の動線です。「片付けや家事が苦手」というお悩みに対して、洗う・干す・畳まずにそのまましまうまでを1階の水回りに集約し、日々の家事時間が半分に短縮されました。来客時に洗濯物を見られないよう、洗面と脱衣を分けているのもポイントです。
34坪でも「真冬にエアコン1台で家中あったかい」
このお家は真冬にエアコン1台で家中あったかい性能(UA値0.36)、そして隙間がほとんどないから花粉もPM2.5も入ってこない気密性能(C値0.3)という、北海道基準に並ぶ数値を実現しています。スタディカウンターの下に、市販のエアコン1台で床下から家全体を暖める仕組み(床下エアコン暖房)の通気口を設けています。オール電化+太陽光+蓄電池の組み合わせで、月々の光熱費は1万円未満とのことです。
楓工務店の標準は真冬にエアコン1台で家中あったかい断熱性能(UA値0.46/HEAT20 G2基準)で、この実例はそこからさらに踏み込んだ仕様です。
実例③:1階を21坪にして「平屋のように暮らす」家(34坪)
延床34坪のうち、1階を21坪、2階を13坪弱に配分したお家です。
- 1階: 24帖の大LDK(お庭・中庭と一体)/階段下のおもちゃスペース/トイレ/2.5帖の脱衣室(室内物干し2本・サーキュレーター付き照明・カウンター)/1.25坪のゆったり浴室
- 2階: 子ども部屋4.7帖×2/主寝室/大容量の共有ウォークインクローゼット/トイレ
日常の生活は1階で完結する
「食べる・くつろぐ・洗う・入浴する」を21坪の1階ですべて完結させ、2階は子ども部屋・寝室・大きな衣類の収納にしぼった設計です。階段を上がらずに一日が終わるので、平屋の暮らしやすさに近づきます。
また、リビングから続く約6帖の中庭を窓で囲むことで、24帖のLDKが実質30帖以上の広がりに感じられます。廊下はつくらず、LDKから洗面やトイレへは扉なしでアクセスできますが、壁の配置で死角をつくってプライバシーを確保しています。
暮らし方
「賃貸のお風呂が狭くてストレスだった」というご主人の希望で、1.25坪の大きな浴室を採用。お子さんとゆったり入る時間が一番の楽しみだそうです。真冬にエアコン1台で家中あったかい性能(UA値0.41)と、隙間が少ない気密性能(C値0.6)のおかげで、リビングのこたつは電源を入れずに足を入れるだけで心地よいとのことでした。
34坪を広く使う5つの設計の工夫
3つの実例に共通する、面積を増やさずに広さを生む工夫をまとめます。
1. 廊下とホールを減らす
一般的な間取りでは、通路のためだけに2〜3坪(4〜6帖)を使っていることがあります。ここを削ってLDKや収納に回すのが、34坪でいちばん効く一手です。
2. ひとつの場所を2つの役割で使う
小上がりを階段のステップとベンチに、階段下をおもちゃ置き場やヌックに。「兼用」できる場所を探すと、坪数を増やさずに機能が増えます。
3. 収納は集約する
各部屋に小さなクローゼットを分散させるより、家族が毎日通る動線上に3〜4.5帖のファミリークローゼットをまとめたほうが、片付く量も使いやすさも上がります。扉をつけず、来客時だけロールスクリーンを下ろす「隠せる収納」も人気です。
4. 視線を外・上に抜く
中庭や大きな窓で外まで視線を伸ばす、吹き抜けで上に抜く。床面積は変わらないのに体感が変わります。
5. 1階を厚くして、2階を軽くする
34坪を「17坪+17坪」で割るのではなく、「20〜21坪+13〜14坪」に寄せる。生活の中心が1階に集まり、暮らしがぐっとラクになります。
34坪の家の費用の目安
楓工務店の建物本体価格は、延床30坪平均で次のとおりです(出典: 社内資料「楓の家づくり」)。
- ORDER(完全自由設計): 30坪平均 2,240万円〜(税込 2,464万円〜)
- SELECT(自由設計+内装選択式・人気No.1): 30坪平均 2,110万円〜(税込 2,321万円〜)
- 定額制プラン: 30坪平均 1,850万円〜(税込 2,035万円〜)※資料により商品名の表記が異なる場合がありますので、最新の商品名は担当スタッフにご確認ください
34坪はこれより面積が増える分、本体価格も上がります。ただし一律の坪単価(1坪あたり○○万円)は公開していません。お家の形、敷地の高低差による基礎工事の違い、選ぶ設備によって総額が変わるためです。楓工務店では、お支払い希望額から逆算して土地と建物の予算を振り分ける逆算方式の資金計画(総予算を先に決めて、そこから土地と建物の予算を配分する方法)でご提案しています。
もうひとつ知っておいていただきたいのが、契約後の追加費用です。一般的には契約後に追加費用が発生しがちですが、楓工務店では間取り・仕様・地盤補強費をすべて決めてから契約するため、契約した金額よりむしろ安くなる家づくり(契約後 平均13万円の減額)を実現しています(2022年10月〜2023年9月実績)。
34坪の間取りでやりがちな失敗と対策
失敗1: 部屋数を優先して、LDKも収納も足りなくなる
「将来のために」と個室を増やすと、34坪ではLDKと収納が同時に苦しくなります。子ども部屋は4.5〜5帖でも足りるケースが多く、実例でも4.5帖・4.7帖です。まず「家族が集まる場所」と「収納」の面積を確保してから、残りを個室に配分してください。
失敗2: 廊下と階段位置を先に決めてしまう
階段の位置は、1階の使い方をほぼ決めてしまいます。リビング内に配置するのか、玄関ホール側に置くのか。ここを後回しにすると、あとから「LDKが思ったより狭い」となりがちです。
失敗3: 畳数だけで判断してしまう
同じ20帖のLDKでも、窓の位置・天井の高さ・視線の抜けで体感はまったく違います。図面の数字で迷ったときは、実物の空間を見て「この広さで足りるか」を体で確認するのが確実です。
失敗4: 家具のサイズを決めずに進める
ソファ・ダイニングテーブル・ベッドの寸法が決まっていないと、必要な畳数は出せません。実例②では、マットレスが隙間なく納まるように主寝室の壁の寸法まで設計しています。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 34坪は何畳ですか?
1坪=2畳で計算すると、約68畳です。平米では約112㎡になります。
Q. 34坪で4人家族は暮らせますか?
暮らせます。実例では、34坪で「24〜28帖のLDK+主寝室+子ども部屋2室+大容量収納」を実現しています。将来お子さんが増えることを見すえた設計も可能です。
Q. 30坪と34坪では、何が変わりますか?
差の4坪は8畳分です。LDKを2〜3帖広げる、ファミリークローゼットを3帖確保する、書斎やスタディコーナーを設ける——このどれかがはっきり実現できる差になります。
Q. 34坪の平屋は建てられますか?
建てられます。ただし平屋は同じ延床でも必要な敷地が広くなり、屋根と基礎の面積も増えます。土地の広さとあわせてのご相談が確実です。コ
Q. 34坪の家を建てるには、どのくらいの土地が必要ですか?
2階建ての実例では、敷地45.5坪・50坪で34坪のお家が建っています。ただし必要な土地の広さは、建ぺい率・容積率や駐車台数の希望で変わります。エリアごとの条件を含めてご相談ください。
Q. LDKは何帖くらい取れますか?
実例では24帖・28帖という大空間があります。これは廊下をなくし、階段下や小上がりを兼用した結果です。同じ34坪でも設計の考え方で大きく変わります。
Q. 34坪の建物本体価格はいくらですか?
30坪平均の本体価格は、自由設計のSELECTで2,110万円〜(税込2,321万円〜)です。34坪はここに面積分が加わりますが、一律の坪単価は設けていないため、具体的な金額は資金計画のご相談で個別にお出しします。
Q. 収納はどのくらい確保すべきですか?
実例では、3〜4.5帖のファミリークローゼットを動線上に集約する形が多いです。分散させるより、まとめたほうが片付きます。
Q. 地震や光熱費の心配はありませんか?
楓工務店の標準は消防署と同レベルの地震に強い家(耐震等級3)で、断熱は真冬にエアコン1台で家中あったかい性能(UA値0.46)です。引き渡し後は、30年間プロが定期的に家の健康診断をしてくれるサービス(カエサポ)でお家を見守ります。
34坪の広さは、実物で確かめるのがいちばん確実です
楓工務店の街かどモデルハウスでは、「34坪でこのLDKの広さになるのか」「この収納量なら足りそう」を実物大で体感いただけます。図面の畳数では判断しきれない部分こそ、ぜひ現地でお確かめください。

奈良・京都南部で家づくりをお考えの方へ。
楓工務店では、資金計画から土地探し、設計、施工、アフターフォローまでトータルサポート。 まずはお気軽に無料相談会へお越しください。
