COLUMN

ペット(猫・犬)と暮らすリノベーションの工夫|奈良の施工事例で解説

「猫が壁で爪とぎをして困っている」「フローリングで犬が滑って足腰が心配」「猫のトイレのにおいが部屋にこもる」——大切な家族であるペットと暮らしていると、住まいならではの悩みが出てきます。市販グッズだけでは解決しきれず、いっそ家そのものをペット仕様に変えられたら…と考える方も増えています。

そんなときに力を発揮するのが、間取りや造作から見直せる「リノベーション」です。この記事では、奈良・京都南部で700件以上のリフォーム・リノベーションを手がけてきた楓工務店の実際の施工事例をもとに、猫と暮らす工夫・犬と暮らす工夫を、できるだけやさしい言葉でご紹介します。費用の目安や、ペットと暮らす家づくりで失敗しない会社選びのポイントもあわせてまとめました。

 

 

ペットと暮らす家、リノベーションで解決できる4つの悩み

ペットとの暮らしで多い悩みは、大きく次の4つに整理できます。いずれも、後から造作や間取りで対応できるのがリノベーションの強みです。

  • 傷・汚れ:爪による床や畳の傷み、壁の爪とぎ跡
  • におい・衛生:ペットトイレのにおい、掃除のしづらさ
  • 安全・健康:滑る床での犬の足腰の負担、猫の脱走・転落
  • 居場所・動線:ペットが安心して過ごせる居場所、家族との心地よい距離感

楓工務店では、注文住宅で培った設計力と、リノベーション専門の設計士のノウハウを掛け合わせ、ペットの習性や暮らし方に合わせた提案を行っています。

 

 

猫と暮らすリノベーションの工夫

猫は「上下運動が好き」「狭いところや高いところで安心する」「トイレのにおいに敏感」といった習性があります。これらに合わせた造作の工夫を、事例からご紹介します。

 

梁や勾配天井を活かした「キャットウォーク」

天井板を外して開放的な斜めの天井(勾配天井)にしたリノベーションでは、構造上必要になった梁や、もともとある立派な梁を、猫が歩いてお昼寝できるキャットウォークとして活用しています。空間を広く見せながら、猫の運動場所も確保できる一石二鳥の工夫です。

なお、勾配天井は夏に暑くなりやすいという弱点があるため、事例では綿のようにすき間を埋める断熱材(セルロースファイバー)を天井に採用し、暑さ対策とセットで計画しています。

 

本棚と一体化した「キャット棚」

自社大工が造作する強みを活かし、本棚や収納棚の段差を階段状に設計して、猫がそのままキャットウォークへ登っていける「キャット棚」をつくった事例もあります。家具と猫の遊び場が一体になり、見た目もすっきりまとまります。

 

壁を通り抜ける「猫専用トンネル」

部屋と部屋を仕切る壁や、リビング収納から寝室の押し入れへとつながる猫専用の通り抜け通路(トンネル)を設けた事例です。引き戸を閉めたままでも猫が自由に行き来できるので、冷暖房のききめ(冷暖房効率)を保ちながら、人と猫それぞれのプライバシーも守れます。トンネルの途中にアクリルの窓(のぞき穴)を付けて、下から猫を見上げて写真を撮れるようにした遊び心のある工夫も人気です。

 

鍵付きの「オーダーキャットドア」

お部屋の雰囲気に合わせて、スライドして鍵(つまみ)をかけられる特注のキャットドア(猫用の出入り口)を扉に取り付けます。「今は入ってほしくない」というときは鍵を閉め、ふだんは開けておいて自由に行き来——と、暮らしに合わせて使い分けられます。

 

におい対策になる「猫トイレスペース」

猫トイレのにおい対策は、置き場所の設計がカギです。事例では、換気扇のある人用トイレ内のデッドスペースや、キッチンの収納・冷蔵庫の裏側、階段下のすき間などに、あらかじめ猫トイレ専用のスペースを確保。トイレの扉にキャットドアを付けることで、猫はいつでも用を足せて、においも気になりにくくなります。

 

傷に強い「和紙畳」

リビングに畳コーナーをつくる際は、猫の引っかき傷に強い樹脂と和紙でできた畳(ダイケンの和紙畳)を提案しています。和風モダンの落ち着いた雰囲気はそのままに、爪による畳の傷みを抑えられます。

 

 

犬と暮らすリノベーションの工夫

犬との暮らしでは、「足腰への負担」「お散歩帰りの汚れ」「安心して休める居場所」がポイントになります。

 

階段下を活かした「ワンちゃん用ベッドルーム」

階段を設ける位置と高さを調整し、階段下の大きなデッドスペースを、ワンちゃん専用ベッドがすっぽり収まる「ベッドルーム(居場所)」として活用した事例です。一見なんでもない空間に見えて、実は犬の高さ・幅・奥行きを見込んで設計されています。デッドスペースを愛犬の特等席に変えられるのは、間取りから考えられるリノベーションならではです。

 

お散歩帰りに便利な「玄関横の造作手洗い」

玄関を上がってすぐのホールに、内装に合わせたおしゃれな造り付けの洗面(造作洗面)を設置した事例です。帰宅時に人が手を洗えるのはもちろん、お散歩帰りに汚れた愛犬の足を、その場ですぐ洗ってあげられます。汚れを部屋に持ち込まない、衛生的な動線づくりの工夫です。

 

 

ペットと暮らすリノベーションの費用の目安

費用は工事の範囲や建物の状態によって変わりますが、楓工務店の実際の事例では次のような規模で実現しています。

 

事例①:築21年・戸建て「猫とお寺の景色を楽しむカフェ風の家」

  • 費用目安:予算1,000万円で実現した大規模リノベーション
  • 主な工事:傷に強い和紙畳、勾配天井に新設した梁のキャットウォーク、アクリル窓付きの壁面トンネル、鍵付きオーダーキャットドア、階段下を活かした猫トイレスペース

 

事例②:築40年・戸建て「ペットと暮らす木の温かみに包まれた家」

  • 費用・規模:約1,250万円(リフォーム面積 115.70㎡/工期 約4ヶ月)
  • 主な工事:2階へのキッチン新設、リビング収納から寝室押し入れへつながる猫用通路、既存トイレを拡張しキャットドア付きの猫トイレスペースを完備(においの悩みを解決)

ここでご紹介した金額は「工事費(リフォーム費用)」の目安です。中古物件を買ってリノベーションする場合は、これに物件の購入費用は含まれません。総予算を考えるときは「物件価格」と「リノベーション費用」を分けて把握するのがおすすめです。ご希望のプランに近い費用感は、間取りやご要望をお聞きしたうえでお見積もりします。

 

 

ペットと暮らす家づくりで失敗しない会社選び

ペット対応のリノベーションは、造作の提案力に加えて「安全性」と「明朗さ」も大切です。会社を選ぶときは次の点を確認しましょう。

 

間取り変更時に「耐震」を確認してくれるか

キャットウォークの新設や壁の撤去など、間取りを変える工事では建物の強さへの配慮が欠かせません。楓工務店では、木造軸組の住まいで間取りを変更する際、木造のみ耐震診断書を必ず作成し、補強が必要な部分がないかを確認したうえで提案しています。※混構造やRC造の建物の耐震診断は行っておりません。見た目だけでなく、安心して暮らせる住まいをお約束します。

 

中古物件探しから相談できるか(ワンストップ体制)

「これから中古を買ってペット仕様にリノベしたい」という方には、物件探しからまとめて相談できると安心です。楓工務店は不動産部門を併設し、物件の内覧時にリノベ担当の営業が同行できるため、「この壁なら猫用トンネルを通せそう」「階段下を犬のスペースにできるか」を購入前にプロの目線で確認できます。

 

追加費用の考え方が明確か

楓工務店では、お客様からの変更希望がない限り、見積もりにない追加費用を請求することはありません。契約後に追加が生じる場合も、少額であっても必ず追加変更契約書で承認をいただいてから進めます。こうしたお客様目線の姿勢は、お客様満足度98%以上という結果にもあらわれています。

楓工務店のリフォーム・リノベーションの特徴やメニューは リフォーム・リノベーションのページ、実際の施工事例は リノベーション施工事例 でご覧いただけます。

 

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 賃貸ではできない、持ち家ならではのペット対応にはどんなものがありますか?

キャットウォークや猫用トンネル、階段下のワンちゃんベッドルーム、玄関横の足洗い場など、間取りや造作から見直す工夫は持ち家リノベーションならではです。市販グッズでは難しい「家そのものをペット仕様にする」対応ができます。

 

Q. 猫のトイレのにおい対策はどうすればいいですか?

換気扇のある場所やデッドスペースにトイレスペースを確保し、扉にキャットドアを設ける方法が有効です。猫がいつでも使えて、においがこもりにくくなります。設計段階で置き場所を決めておくのがポイントです。

 

Q. 犬がフローリングで滑って足腰が心配です。リノベで対応できますか?

床材の選定で対応を検討できます。愛犬の足腰への負担に配慮した床づくりは、暮らし方をお聞きしたうえでご提案します。

 

Q. キャットウォークを付けたいのですが、家が弱くなりませんか?

楓工務店では、木造軸組の住まいで間取りを変える際に木造のみ耐震診断を行っています。必要な補強を確認したうえで工事します。安全性を確かめながら進めるのでご安心ください。

 

Q. ペット対応のリノベーションはいくらぐらいかかりますか?

工事範囲によります。事例では、戸建ての大規模リノベーションで予算1,000万円、築40年戸建ての約1,250万円(115.70㎡)などがあります。中古を買ってリノベする場合、物件購入費は別途必要です。ご要望をお聞きして個別にお見積もりします。

 

Q. 中古物件を買ってペット仕様にリノベしたいのですが、物件探しも相談できますか?

はい。楓工務店は不動産部門を併設し、物件探しから設計・施工までワンストップで対応できます。内覧時にリノベ担当の営業が同行し、購入前に「叶えたい暮らしができるか」を確認できます。

 

Q. 賃貸物件の原状回復が必要な工事とは違いますか?

この記事でご紹介しているのは、持ち家(戸建て・マンション)でのリノベーションです。賃貸の場合は工事の可否が契約により異なるため、ここでは扱っていません。

 

Q. 和紙畳は普通の畳と何が違いますか?

樹脂と和紙でできた畳で、猫の引っかき傷や汚れに強いのが特徴です。和風モダンな見た目はそのままに、傷みにくさを両立できます。

 

Q. 猫用トンネルを付けると冷暖房が効きにくくなりませんか?

むしろ逆で、扉を閉めたまま猫が行き来できるため、冷暖房のききめを保ちやすくなります。人と猫のプライバシーを守りながら、快適さも両立できる工夫です。

 

Q. 追加費用が心配です。見積もり後に高くなりませんか?

楓工務店では、お客様の変更希望がない限り見積もりにない追加請求はいたしません。追加が生じる場合も、少額でも追加変更契約書で承認いただいてから進めます。

 

 

ペットと暮らす住まいは「実物」で体感してください

楓工務店の街かどモデルハウスでは、造作の質感や空間の広がり、動線の心地よさを体感いただけます。「うちの子ならここで過ごすかな」とイメージしながら、ペットと暮らす住まいのヒントを見つけてみてください。

 


奈良・京都南部でペットと暮らすリフォーム・リノベーションをお考えの方へ。
楓工務店では、物件探しから資金計画、設計、施工、アフターフォローまでトータルサポート。 まずはお気軽にご相談ください。

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