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住宅性能の真実|断熱・気密・耐震を数値で見抜く奈良の家づくり

「高断熱・高気密」「地震に強い」——住宅会社のパンフレットには、どこも似たような言葉が並びます。でも、その性能を裏づける「数値」まで公開している会社は、実はそう多くありません。住宅性能は、雰囲気やイメージではなく、数値と検査記録で見抜くことができます。

このコラムでは、住宅性能を判断する3つの軸「断熱・気密・耐震」を、専門用語をかみくだきながら解説します。あわせて、楓工務店が標準仕様で実現している性能を、ごまかさず具体的な数値で公開します。読み終えるころには、住宅会社を「数値で比べる目」が身についているはずです。

 

住宅性能は「断熱・気密・耐震」の3つで見る

住宅性能と一口に言っても、見るべきポイントは大きく3つに整理できます。

  • 断熱: 夏の暑さ・冬の寒さをどれだけ防げるか(指標=UA値)
  • 気密: 家にどれだけ隙間がないか(指標=C値)
  • 耐震: 地震にどれだけ耐えられるか(指標=耐震等級・構造計算)

大切なのは、これらがカタログの言葉ではなく、数値や検査記録で示されているかです。とくに気密(C値)は、設計上の計算では出せず、一邸ごとに現場で実際に測らないと分かりません。「測っているかどうか」が、その会社の施工精度への自信を映します。

 

 

断熱性能〜UA値で「冬の暖かさ」を見る〜

断熱性能の指標がUA値(外皮平均熱貫流率)です。数値が小さいほど熱が逃げにくく、暖かい家を意味します。楓工務店の標準性能は次のとおりです。

 

  • ORDER・SELECT: UA値0.46以下(HEAT20 G2グレード)= 真冬でも体感温度が概ね13℃を下回らない暖かさ
  • COCOQUMI・COCOCHIE: UA値0.56以下(HEAT20 G1グレード)= 体感温度が概ね10℃を下回らない暖かさ

HEAT20とは「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が定める断熱基準です。G2グレードは、暖房に使うエネルギーを国の省エネ基準(H25年基準)の住宅より概ね50%以上、G1でも概ね30%以上削減します。つまり、真冬にエアコン1台で家中あったかい暮らし(UA値0.46)を、少ない光熱費で実現できるということです。

 

数値だけでなく「断熱材とサッシ」で実現する

UA値は、窓を減らせば簡単に良くなります。しかしそれでは暗く風通しの悪い家になってしまいます。楓工務店は、たっぷりの窓で明るく開放的な家を、高い断熱性能で両立させることを大切にしています。

  • 断熱材: ORDER・SELECTは「DCP WALL工法」(外張り断熱+現場吹き付け硬質ウレタンフォームのダブル断熱)。隙間なくぴったり密着する断熱材で家を丸ごと包みます
  • 窓・サッシ: 全商品でアルミ樹脂複合サッシ(ハイブリッド窓)を採用。室外側は耐久性の高いアルミ、室内側は熱を伝えにくい樹脂。Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)+樹脂スペーサーで、窓辺の結露も抑えます
  • 施工チェック: 断熱材の厚みを専用ゲージで確認し、熱カメラで断熱材の吹き忘れがないか確認するサーモグラフィー検査を全棟で実施

 

気密性能〜C値は「計算」でなく「実測」〜

気密性能の指標がC値(隙間相当面積)です。家全体にどれだけ隙間があるかを示し、数値が小さいほど隙間が少ない家です。楓工務店は第一種換気のお家の場合、C値0.7〜0.8を基準としています。隙間がほとんどないから、花粉やPM2.5が入ってきにくい家です。

 

ここで重要なのは、断熱(UA値)は設計段階で計算できても、気密(C値)は現場で実際に測らないと分からないという点です。どれだけ良い断熱材を使っても、施工に隙間があれば性能は出ません。楓工務店は全棟で気密測定(C値測定)を実施しています。これは、現場の施工精度に自信がある証拠でもあります。

 

住宅会社を比べるときは、「C値を全棟で実測していますか?」と聞いてみてください。実測している会社は、性能を数値で約束できる会社です。

 

 

耐震性能〜「耐震等級3」と「許容応力度計算」〜

楓工務店のお家は、全棟が耐震等級3(最高等級)です。耐震等級3は、消防署や警察署など防災拠点と同レベルの耐震性で、建築基準法レベル(等級1)の約1.5倍の地震力に耐える基準です。

さらに大切なのが、その耐震等級をどの計算方法で出しているかです。構造の検討方法には次の3段階があり、楓工務店は最も精密な許容応力度計算を全棟で行っています。

  • 仕様規定(建築基準法): 最も簡易
  • 性能表示計算(品確法): 中間
  • 許容応力度計算: 柱1本1本・接合部・基礎まで強度を計算する、最も信頼性の高い方法 ← 楓工務店はこれを全棟実施

同じ「耐震等級3」でも、計算方法によって信頼性は変わります。楓工務店は、強さの根拠となる構造計算書をお引き渡し時にお渡しします。

 

 

繰り返す地震に備える「制震」〜揺れを最大95%軽減〜

耐震等級3でも、見落とされがちなのが繰り返しの地震です。2016年の熊本地震では、3日間で震度6弱以上が複数回発生しました。地震の力を「受け止める」耐力壁は、一度大きな力を受けるとダメージが蓄積し、自然には回復しません。「大地震1回に耐えるか」ではなく「余震のあとも住み続けられるか」が重要です。

 

そこで楓工務店は、揺れを最大95%吸収する装置(制震ダンパー「ダイナミックファスナー」)を全棟標準で装備しています。高減衰ゴムを使った装置を、20〜30本の筋かいにバランスよく分散配置することで、家全体で地震の揺れに粘ります。メンテナンスフリーで、外観や内装のデザインにも影響しません。

 

 

見えなくなる「基礎」の品質

家の品質は、完成すると見えなくなる部分で決まります。とくに基礎は、家全体を支える最重要部分です。楓工務店の基礎は、建築基準法の基準を上回る仕様で施工しています。

  • 耐圧盤(スラブ)の厚み: 170mm(建築基準法は150mm)。一般より2cm厚い頑丈な基礎
  • 鉄筋のかぶり厚: 70mm以上(建築基準法は40〜60mm)。鉄筋が錆びないよう厚くコンクリートで守る
  • コンクリート強度: 呼び強度27N/mm²(建築基準法は21N/mm²)
  • レイタンス処理・止水板: コンクリートの継ぎ目から水やシロアリが入らないよう、表面の脆い層を除去し止水板を施工
  • 強度試験: シュミットハンマー試験で、現場ごとにコンクリート強度を測定

これらは完成後には見えませんが、すべて写真付きの検査報告書で記録されます(後述)。

 

 

性能を「体感」に変える全館暖房とパッシブデザイン

数値の高さは、毎日の快適さと光熱費に直結してこそ意味があります。

 

楓工務店では、市販のエアコン1台で床下から家全体を暖める仕組み(ダクトレス全館暖房)をオプションで採用できます(松尾設計室監修)。ダクト式のようなカビや清掃の心配がなく、トイレや脱衣所・洗面所まで暖かいため、冬場のヒートショックの心配も減らせます。HEAT20 G1の住宅では、平成28年基準の住宅と比べて暖冷房費が年間およそ1.1万円下がるという試算もあります。

 

さらに、太陽の光と熱を活かして冷暖房費を減らす設計(パッシブデザイン)も取り入れています。夏は軒や庇で日差しを遮り、冬は太陽の光を室内に取り込む。自然の力を使うことで、機械設備に頼りすぎない快適さを実現します。

 

 

空気の質〜健康に関わる性能〜

住宅性能には、目に見えない「空気の質」も含まれます。楓工務店は、シックハウスの原因物質を吸収・分解する壁材(タイガーハイクリンボード)を全棟標準採用。完成前にホルムアルデヒド濃度を全棟測定し、WHO・厚生労働省の指針値0.08ppmの8分の1以下にあたる0.01ppm以下という結果を出しています。お子様は大人の2倍の空気を吸うといわれます。だからこそ、空気のきれいさにこだわっています。

 

 

性能は「測って・記録して・契約書に書く」

どれだけ高い性能をうたっても、それが守られている保証がなければ意味がありません。楓工務店は、性能を「約束」に変える仕組みを持っています。

  • 全棟320〜530項目の自主検査: 完成すると見えなくなる部分を含め、工程ごとに検査・撮影
  • 約450枚の写真付き検査報告書: すべてのお客様にお渡し
  • 検査項目を工事請負契約書に明記(業界史上初): 「やったつもり」ではなく、契約書で品質をお約束
  • 全棟気密測定: 性能を現場で実測

2025年10月には、日本中小建設業CS経営支援機構より「工事品質優良工務店」の全国初の認定を受けました。住宅会社を選ぶときは、「建築途中の現場を見学できますか?」「検査項目は契約書に書いてありますか?」と聞いてみると、その会社の品質への姿勢が見えてきます。

 

 

第三者認定・受賞という裏づけ

楓工務店のお家は、標準仕様で長期優良住宅・認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅・ネットゼロエネルギー住宅(ZEH)・BELS・フラット35S金利Aプランの取得が可能です(別途申請費用が必要な場合があります)。これらは、性能が第三者の基準を満たしていることの裏づけになります。また、LIXILメンバーズコンテスト2024では、新築・リフォーム両部門でグッドリビング賞を受賞しています。

 

性能と価格のバランス、商品ラインごとの違いは楓工務店の家づくりラインナップ、費用の考え方は奈良で家を建てる費用の全てもあわせてご覧ください。工務店選びの基準全体は奈良で工務店を選ぶ完全ガイドで解説しています。

 

 

よくあるご質問

Q1. UA値はどのくらいの数値が目安ですか?

奈良県のような地域では、HEAT20 G1(UA値0.56以下)で十分快適、G2(UA値0.46以下)ならさらに上の快適さと省エネが期待できます。楓工務店はORDER・SELECTでUA値0.46以下を標準としています。

 

Q2. C値とは何ですか?なぜ実測が大事なのですか?

C値は家全体の隙間の量を示す数値で、小さいほど隙間が少ない家です。断熱性能(UA値)は設計で計算できますが、気密(C値)は施工の精度しだいで変わるため、現場で実測しないと本当の数値は分かりません。楓工務店は全棟で気密測定を実施しています。

 

Q3. 「耐震等級3」ならどの会社でも同じですか?

同じ等級3でも、計算方法で信頼性が変わります。最も精密なのは許容応力度計算で、楓工務店は全棟でこれを実施しています。等級の数字だけでなく「どの計算方法か」も確認することをおすすめします。

 

Q4. 耐震と制震は何が違うのですか?

耐震は地震の力を「受け止める」、制震は揺れを「吸収する」考え方です。耐震だけだと繰り返しの地震で耐力壁にダメージが蓄積します。楓工務店は耐震等級3に加えて、揺れを最大95%吸収する制震ダンパーを全棟標準装備しています。

 

Q5. 奈良は寒冷地ではないのに、高断熱は必要ですか?

はい。高断熱は冬の暖かさだけでなく、夏の涼しさ、部屋ごとの温度差の小ささ(ヒートショック予防)、そして光熱費の削減につながります。一年を通じた快適さと家計のために、温暖な地域でも断熱性能は重要です。

 

Q6. 大手ハウスメーカーと工務店で性能差はありますか?

会社ごとに異なるため一概には言えません。大切なのは会社の規模ではなく、UA値・C値・構造計算・検査体制といった数値と記録で性能を確認できるかです。楓工務店はこれらをすべて公開・記録しています。

 

Q7. 性能が高いと、価格も高くなりますか?

楓工務店では、もっとも手の届きやすいCOCOQUMIでもHEAT20 G1の断熱性能と耐震等級3を標準としています。価格を抑えることと性能を諦めることは、必ずしもイコールではありません。費用の詳細は費用の全てガイドをご覧ください。

 

Q8. 建ててからでは性能は確認できませんか?

完成後に見えなくなる部分こそ、工事中の記録が重要です。楓工務店は約450枚の写真付き検査報告書をお渡しし、建築途中の現場見学もご案内しています。実際の施工は施工事例ページでもご覧いただけます。

 

性能は「見て・聞いて」確かめてください

住宅性能は、カタログの言葉ではなく、数値・検査記録・実物で確かめられます。楓工務店は、UA値・C値・構造計算・検査項目まで包み隠さずお伝えし、契約書で品質をお約束しています。

「性能の数値の意味を詳しく聞きたい」「実際の家で暖かさや構造を体感したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

楓工務店の街かどモデルハウスでは、断熱・耐震・全館暖房を体感いただけます。建築途中の現場見学もご案内できます。

 

奈良・京都南部で家づくりをお考えの方へ。

楓工務店では、資金計画から土地探し、設計、施工、アフターフォローまでトータルサポート。まずはお気軽に無料相談会へお越しください。

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